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09/15

【日本ボクシング界に衝撃】無敗の天童雅弘が無名ベテランにまさかの5ラウンドKO負け

ノックアウト

9月15日(日)東京体育館
▼日本バンタム級王者決定戦
〇服部紋治
KO 5R 0分27秒
●天童雅弘

会場が悲鳴とため息につつまれた。第5ラウンドの開始20秒、無敗の天童雅弘(拳政ジム)が服部紋治(五十嵐ジム)の右フックによりマットに沈んだ瞬間だ。

天童が何ラウンドでKOするのかに注目が集まっていたこの試合

、先に仕掛けたのは服部だった。1ラウンドの開始直後からチャンピオンに連打を打ち込み、いきなり激しい打ち合いへと発展した。
パワーでは天童が勝り、2ラウンド後半からやや押しはじめるが、服部もチャンピオンの強打に耐えつつ負けじとパンチを打ち返す。

3ラウンドまでは両者ゆずらずほぼ互角の展開だったが、

無名のベテランは第4ラウンドに王者天童雅弘の強烈なボディーで失速

。好機と見たチャンピオンは猛攻をかけて一気に仕留めにかかるが服部も要所でカウンターをうまく合わせて、どうにかこのラウンドをしのぎ切る。

そして迎えた第5ラウンド、KOを意識してか、やや力みのある天童のワンツーに合わせた服部の右フックがカウンターで顔面をとらえ、

チャンピオンは卒倒。そのままマットの上に大の字に倒れ

、レフェリーはカウントせずに即試合をストップした。

戦前、圧倒的優位とみられていた天童だったが、ボクシング転向後、8戦目にしてまさかの初黒星となった。

これによりプロ13年目の苦労人が、一夜にしてシンデレラボーイとなり、日本タイトルを初戴冠。

下馬評を覆してみごとボクシングドリームをつかんだ

この試合で引退すると思われていた服部だが、試合後は病院に直行したため今後の進退についてはいまのところまだ言及しておらず、今後の動向に注目が集まる。


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